田舎のカフェ経営は儲からない。理想と現実のギャップ

田舎のカフェ経営は儲からない。理想と現実のギャップ

カフェ経営としたいという人はここ数十年高まって来てはいるが、実際に経営を始める人も続けていける人も少ない。

それは相対的にみて、やはり儲からないからではないかと思っている人も多いと思うけど、飲食店経営を6年をしている私からみてカフェ経営についてどう思うのかということを記事にしてみようと思います。

カフェ経営は儲からない。理想と現実のギャップ

こんにちは。もとちかです(詳細プロフィールはこちら

題名の通り、飲食店経営者からみても田舎ではカフェ経営は難しいというのがリアルなところだと思います。

色んな理由があるんですが、それを詳しく解説しつつ、それでも成功モデルはあるので、それを紹介して、今後カフェ経営をしたいという人の一つの指標にしてくれればいいと思います。

カフェ経営の特徴

カフェ経営の特徴は次の6つです。

  • 単価が低い
  • 回転率が悪い
  • おしゃれなイメージがある
  • 初期投資が高くつきやすい
  • インスタ映えする
  • 色んなシーンで利用可能

これらは田舎に関係なく、カフェという業種全般を、お客様目線と経営者目線両方についての特徴です。それではそれらについて解説します。

単価が低い

まずはカフェというと一番先に思いつくのがコーヒーではないでしょうか。コーヒーやトーストなど、軽食が多いイメージだと思いますので、その辺を考えると単価が安いことがわかりますね。

また最近ではパフェやフレンチトースト、パンケーキなども流行っていますが、決して単価が高いとは言い切れないですね。

居酒屋のようにカフェで4000〜5000円使う人はほぼいないと思います。

単価が低いということはそれだけ客数を稼がないといけないので、田舎ではとても大変なことがわかると思います。

回転率が悪い

売り上げを出すには 客単価×人数ということは誰でもわかると思いますが、カフェだと雰囲気の良さを売りにしているところが多いので、長居をしてしまう人が多数存在します。

またオフィスづかいする人なんかもいるので、コーヒー1杯で1時間以上滞在するというのは容易に想像がつくと思います。

客席数が多ければいいじゃないかということもあるかもしれませんが、コスト的に大変なことになるデメリットもありますので、おすすめはしづらいかなと思います。

先述の単価が低いということもあって売り上げを出すのは悪条件が揃っているのがカフェだということも言えてしまいます。

もちろんやり方次第ではありますが、一般的にイメージするのんびりとおしゃれな雰囲気でコーヒーの匂いに囲まれてみたいなカフェはまさにドツボの真ん中でもあるということをまずは認識したほうがいいです。

初期投資が高くつきやすい

カフェといえばそこそこ綺麗な内装と外装、それから客席というのがよくあるカフェでしてそれを現実に起こすには大変だということもなんとなく想像できるかと思います。

圧倒的に、居酒屋やラーメン屋などから比べると、雰囲気を出すことに注力しなければいけないので、初期投資もかかりやすいです。

おしゃれなイメージがある

ここからはいい特徴についてお話ししていきます。

まずはおしゃれなイメージが多いですよね。天然の木の感じと緑がそこらへんにアクセントとなっている雰囲気でおしゃれなことは確実です。多少のセンスもいることかもしれませんが、そこにいるだけで、心穏やかにこんなところで生活したいと誰もが思うのではないでしょうか。

またそこで働いているというだけで自分のおしゃれ度が増したようにも感じるところもあるかもしれません。

代表的なのはスターバックスですね。フランクに話しかけてくれるあの雰囲気と空間のおしゃれさはとても魅力的に思いますし、私もいちスターバックスファンでもあります。

インスタ映えする

料理から雰囲気からおしゃれなカフェが多いためにインスタにあげたくなるような空間が多いですね。その空間にいるというお客様自身のステータスが上がったような空間です。

そこでコーヒーやシェイクを飲んでいる休日をインスタに載せることは一つの憧れにもなっていますね。

色んなシーンで利用可能

特徴の最後になりますが、これが実は最大のメリットじゃないかと思います。というのもカフェといえばコーヒーとパンケーキとみたいな軽食をアイドルタイムに食べるみたいなイメージを持っている人も多いかもしれませんが、それは逆にいうと、アイドルタイムでも食べたいということも言えるわけです。

ということはランチはもちろん、ディナー、モーニングでも使える。またお酒が置いてあれば飲みにも使えるのです。

カフェという業種は、実はいつどんな状況にも適したお店なんですよね。それがいまいち理解していないというか、それを力に変えていないお店が多いようにお思えます。

カフェは最も色んなシーンで使える飲食店なのです。

儲からない理由

儲からない理由としては特徴のところでも触れていますが、もう少し深掘りして解説します。

カフェが儲からない理由は先ほど述べたように客単価が低いこと。回転率が悪いこと。初期投資費用がかかることなどがあげられますが、これは実は物理的なところでマインド部分でも儲からない理由があります。

それは田舎の人は低所得者が多かったり、生活スタイルの多様性が薄かったり、そもそもコーヒーにこだわる人が少ない。とか行きづらい理由がマインド的にも多くあったりします。

今ではコンビニが充実しているために、安くて、いつでもその辺にあってクオリティもそこそこのものがコンビニで手に入るようになった昨今、カフェとしての位置付けが難しくなってきています。

コンビニに関しては飲食店全般がそうですが、田舎でいうとカフェに行って500円のコーヒーを飲みたいという人はとても少ないというのが実際に田舎に27年間住んだ経験から感じることです。

ですので、実は物理的にもマインド的にも一般的なイメージ通りのカフェは儲かりづらいのだとも思います。

成功モデル

そんな中でも成功モデルは確実に存在します。今回はそれも紹介してみたいと思います。

新潟県のクレープカフェ

新潟県の人口7万人ほどの田舎にある星野屋というクレープカフェが人気です。

このお店はカフェとしてもやっているのですが、メインはクレープのお持ち帰りです。お持ち帰りであれば客席数に関係なく、回転できるので、まずはそこが経営としてはいいところです。客単価は低いですが、クレープの生地が薄いことが高評価になり、今では芸能人なんかが来店しています。

店頭に来店した芸能人の方の写真が何枚もあるので、集客としては最高の形でを作っています。

そこでは今話題のタピオカドリンクがあったり、もともと果物屋さんのような店で美味しい果物が数多く並べられているのもこだわりに直結するいいポイントになっていると思いますね。

星野屋さんのHPはこちらから

夜パフェのカフェ

こちらは北海道にある夜パフェ専門のカフェです。

北海道ではしめパフェというのが一時期流行って、その波にうまく乗った店舗です。

しかも夜パフェという飲みの終わりにパフェを食べるという新しい文化を作り出したというところも素晴らしいですね。

パフェ1つ1500円以上したりするんですが、その見た目は素晴らしく、本当にパフェにこだわっているのがわかります。夜営業がメインなので、客単価も高くなっています。

少し前にも東京進出もしてより一層話題になりましたので知っている方も多いかもしれません。

田舎でやるなら夜業態メインのカフェを目指すべきだと思います。そのいい例となっていますね。

パフェテリアパルさんのHPはこちらから

カフェ開業をしたい方へ

私は田舎のカフェに関しては儲かりづらいという風に思っていますが、それでも紹介してような成功モデルも確実にあります。

もちろん儲かることが全てではないので、カフェ開業をしてQOLをあげたいと思う人が増えてもなんら不思議なことではありません。

ですが、やはり難しいのが現実ですので、今回紹介した悪い点を改善できるか、いい点をうまく利用できるかということがとても重要になってきます。

個人的にはやはり、夜も営業することは必須ではないかと思います。夜カフェブームを作った渋谷の宇田川カフェもそうですが、やはり、長い時間を店を開けておくこと、飲み利用もできることというのはカフェとしての強みを生かすことになります。

家賃のような固定費がありますので、いかに単価をあげて回転率をあげて、いろんなシーンで使えるカフェという位置付けにできるかということが重要であると思いますので、これからカフェ開業を考えている方は、その辺をよく考えてから開業することをお勧めします。

初期投資に関してはカフェや喫茶店のいい居抜き物件がない限り、高くつくことは仕方のない業態ではないかと思うので、その辺も加味しましょう。

飲食店を開業したい方に

ここまで読んでくれた方はきっと飲食店経営の大変さを痛感したんじゃないかと思います。

現在飲食店を経営している人の中にはこんなに考えているんだなと思った方もいるかもしれません。

ですが、飲食店は甘い世界ではありません。3年後に7割以上が廃業するような難しい業界です。

私からすれば当たり前くらいの内容です。

それでも飲食店をやりたいという人がいれば、この記事の内容を理解し、鬼の努力をしてください。努力無くして飲食店で成功することはありません。

そして飲食店経営にはちゃんと夢もあります。

年収2000万円以上稼いでいる飲食店経営者もたくさんいるのも事実です。サラリーマンでは到底達成できない数字にも手が届く世界です。

さらには一般のお客様と直接接することができる、数少ない業界です。お客様から直接「ありがとう」や「この店があって本当によかった」や「この店の味が1番美味しい」と言ってもらえる幸福度がとても高い業界でもあります。

失敗する理由をしっかりと理解し、それを埋めていき、お金と精神にコミットするお店づくりを目指してください。

一応ですが、私も飲食店コンサルタントをしているので、お手伝いもできこともあるかもしれません。興味ある方はお問い合わせください。

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